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コバタクの経営はつらいよ。ーHaichi株式会社さまー

コバタクの経営はつらいよ



こんにちは!小林ことコバタクです。

前回の対談記事(https://cfv.co.jp/article/kobatalk-tetsuka-create/)株式会社テツカクリエートの鉢村社長より、Haichi株式会社の荒木社長をご紹介を頂きました!鉢村社長からは、荒木社長は知識の広さと人を飽きさせない話し方が出来る経営者、コミュニケーションをとらせて頂くたびに新たな発見と刺激を頂いていると事前情報を頂きました。年齢は30歳で私よりも若く、お会いするのが楽しみです!
まだ2回目になりますが、栃木県ではなく群馬県伊勢崎市に向かいました。

小林:本日ご紹介するのは『Haichi株式会社』代表取締役 荒木 崇文 (あらき たかふみ)さんです。

小林本日はよろしくお願いします。

荒木:よろしくお願いします。

小林早速ですが、Haichi株式会社 さんの事業内容を教えてください。

荒木:水道水を浄水して使うウォーターサーバーのレンタル、メンテナンスを行っています。

『Haichi株式会社』
ウォーターサーバーのレンタル、メンテナンス、新規のお客様へのサーバー設置、定期メンテナンス、会社の内務。URL:http://www.haichi.jp

小林社長になるまでの経歴を教えてください。

荒木:経歴は以下の通りです。
2007 年(平成 19 年) 太田市立藪塚本町中学校 卒業
2010 年(平成 22 年) 群馬県立桐生高等学校 卒業
2014 年(平成 26 年) 文教大学 人間科学部 卒業
2014 年(平成 26 年) 新潟県の同業他社 入社
2015 年(平成 27 年) 株式会社 日本常備薬 入社
2017 年(平成 29 年) Haichi株式会社 創業

基盤と目指すビジョン

小林:起業時の苦労はありましたか?

荒木:起業においての苦労は別段ないですね。ただ事業を軌道に乗せていく上での苦労はありましたが幸い、うちには既存のお客様がいたため販路があったことに救われました。

小林:なるほど。確かに起業した時に販路があるとないでは違いますよね。起業や経営者を目指す方にアドバイスなどはありますか?

荒木:小さく生んで、大きく育てるのが良いと思います。コスト・リスク等頼りになる行政・司法書士、社労士、税理士の先生がいると心強いですね。
経営理念があると、悩んだり迷った時の羅針盤になります。Haichi株式会社では「利他で行動 健康は宝」を掲げています。

小林:羅針盤、、。基本に戻るということが重要だということですね。迷わず進んで行くこともでき、例え迷っても戻るところがあれば安心ですよね。

小林:会社のビジョン、将来こうしていきたいなどはありますか?

荒木:女性をパート・正社員雇用をしたいと思っています。
ご家庭の中にまで入っていく仕事であり、応対してくれるのは多くは女性であるため、お客様のことも考えると女性が良いと考えています。またお客様との会話やコミュニケーションなど女性が活躍できる仕事です。

ウォーターサーバーに着目した理由

小林:数ある事業の中でも、水を選ばれた理由はなんでしょうか?

荒木:父が薬だけの仕事からサプリメントや肝油の健康食品を初め、日用品なども扱うことになりました。その後、サプリメントを飲む際には良いお水で飲んで頂きたい、そして家族のみなさんに使って頂きたいと思いウォーターサーバーを始めました。

小林:私が想像していたのは上のタンク部分を取り替えるタイプのウォーターサーバーだったのですが、この形にした理由はなんでしょうか?

荒木:水道水を入れて浄水するタイプであれば高齢の方でも簡単に美味しいお水が飲むことができます。ガロンタイプだと重くて自分で交換できない方がいたり、保管しておく倉庫が必要であったりと不便ですよね。会社としては送料も削減できるので一石二鳥です。

小林:なるほど、だから浄水タイプなんですね。荒木さんにとって父親や先代の姿がどう映っていますか?

荒木:血脈、血のつながりを感じますね。良いことも悪いこともアドバイスをくれるので近くにいることはありがたいと思っています。「利他」人の喜ぶ顔を見ることが自身の喜びである家系です。

小林:近くにアドバイスをしてくれる人がいると心強いですよね。近くて遠い存在でもあるからこそ、深い関係が構築できそうな気がします。

小林:経営者として大切にしていることはなんですか?

荒木:「一方聞いて沙汰するな」ということを大切にしています。お客様の意見、社員の意見など一方に囚われずにどちらの意見も聞くことでより良い方法に向かっていけるようにしています。

小林:確かにどちらの意見も尊重することは大事ですよね。荒木さんとお話しをしていると人生をショートカットしようとしている感じが全くしないのですが。

荒木:子どもの頃から、大人の話に加わりたくて調べたりしてましたね。人に聞いてみたり。そういうところは生き急いでいるかもしれません(笑)

小林:子どもの頃から経営に興味があったなんて凄いですね!実際に経営者になってみての失敗談、今に生きていることはなんですか?

荒木:まだまだ経営者として大きなチャレンジをしていなく、未熟で失敗するまでに至っていないですかね。幸い経営経験の長い父が傍に居てくれていますから、とてもありがたい存在です。

小林:起業や経営者を目指す方に対してですが、失敗しないためにはどんなことが大切でしょうか?

荒木:「愚者は経験(自分の成功・失敗)に学ぶ、賢者は歴史(他人の成功・失敗)に学ぶ」。人とのつながりを大切にして、色々な人に会い、その人の考えや生き様に触れることが大切です。
私自身、歴史が好きで調べることや人から聴く機会があります。先人たちが血の滲むような経験をしているそこから学ぶことは多いですね。

ミクロの視点とマクロの視の捉え方

小林:荒木さんにとって経営とはなんでしょうか?

荒木:今日・今・この瞬間から自身の采配・行動によって、自身の家族、社員さん・社員さんの家族、地域の豊かさや幸せを創造できる素晴らしいシステムです。利他の大切さを社員にも伝わるように行動していきたいです。
経営をしていると周りから「凄いね」と言われる機会がありますが、特別に凄いということはなく、やってる仕事という意味では家庭も経営になりますよね。とにかく社長としてどういう方向に進めていくかアドバイスをいろんな方からもらったり、聞いて取り入れるかは私の判断ですが決める時には経営理念に基づいて取捨選択をしています。

小林:確かに代表取締役という肩書を見て凄いねと言われますよね。大切にしている価値観、信念はなんでしょうか?

荒木:偏見というメガネをたくさん持つことです。偏見というと良くないイメージがありますが、ひとつのモノの見方・考え方という点では良いものだと思っており、人に対しても状況に対しても、ある種偏視するようにしています。
例えばペンの捉え方でもミクロの視点、マクロの視点があり近すぎても遠すぎても見えず、丁度良いところ見てペンということを捉えられるようにしなければならないバランスが大事です。


一つの見方・考え方に偏るのではなく、眼鏡を掛け替えるようにその事象に対して多面的に見て考えて答えを出すようにしています。人の意見も情報も膨大な現代社会において、振り回されないよう信念も持ちつつ、また凝り固まった人間にならないように気を付けています。

小林:ありがとうございます。経営者っていろんな視点から見ることって本当に大事ですよね。バランスは、目に見えない時もあるので慎重に捉えなければいけない時もありますし。

小林:ここから私自身が気になる質問なのですが、バイブルとしている本はありますか?

荒木:実は本はあまり得意ではないので、人から聞いてインプットすることが多いです。

小林:え!?そうなんですか?本から色々学んでいるのかと思っていました。

荒木:目で見るより聞いた方が、私自身が覚えやすいということもあります。
ですが、中学生の頃に読んだ本である『ああ正負の法則』美輪明宏 著作の本は忘れられません。どれだけ幸せそうな人でも苦労していることがあるということ、人間が生きている人生はプラマイゼロだということがこの本には書いてあり、良いことがあれば悪いことも起こるし、逆にいえば悪いことが起きれば良いことが起こるというものです。
例えば、宝くじが当たった日の前後には何か悪いことが起きるという成り立ちができています。だから真面目に生きるように心がけています(笑)

小林:確かに経営者の人は良いこと続きだと不安になるって話を聞きますね。落ち込んだ時に気分を上げる食べ物やしていることはありますか?

荒木:湯船にゆっくり浸かってあれこれ思案して、寝ることですね。100%スッキリするのは難しいですが大体はこれでリセットできます。

小林:常になにかを考えているので100%とは難しいですよね(笑)
以上で取材は終わりになります。本日はありがとうございました。

まとめ

 丁寧に話を聴いて頂き、的確に返答をしてくださる荒木社長。取材時間は予定をオーバーしてしまい、もうこんな時間になっちゃったという感覚でした笑。日々学びを積んでいると思いますが、荒木社長の中心にあるものは気高く、そして視座が高いです。一気に事業を伸ばし会社を大きくすることはできますが、継続的に利益をだし、次の世代にバトンを渡すことを考えて経営をされているんだなと感じました。荒木社長、ありがとうございました。