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Webマーケティングにも力を入れていきたいクレフレ!〜蓬田 弘臣さん〜
Web業界の先輩方にインタビューという形で、取材をさせていただくクロストーク。
今回取材を受けてくださったのは、Web制作や、Web・SNSマーケティングをされている、BUTTON agent 代表の蓬田 弘臣さん。
すでにクレフレの案件でマーケティング分野でご協力いただいております。
crossy:クレフレもマーケティングをしていきたいなというところで、話を伺いたいです。
そもそもマーケティングとはどういったことをするのでしょうか?
蓬田:一般的には、売れる仕組み作りとよく言われるけど、僕が考えるマーケティングは、固定客をより多く作るということに注力してマーケティングをやっています。
crossy:なるほど、蓬田さんってそもそもマーケティングを生業にしているですよね?
蓬田:生業というか、コンサルティングとか、SNSのプロデュースとかやってるんですけど、結果的にマーケティングにつながっていくっていうのがあって、メインになってる感じです。
crossy: いくつか選択肢がある中で、なぜその道に進んだのかとか。
蓬田:前職のWebの制作会社の営業職として活動してた中で、中小企業の中にWeb担当者がいない。だからWebを活用できないとか、Webにそこまでお金を掛けられないとか、リアルな声が聞こえてきたので、その人達の代わりになれないかなって思ったのがきっかけです。
発信するものになると、敬遠されてしまうWeb
crossy:Webを制作を行うのですが、納品後の運用フェーズになったときに、いざ自社のPRをしてみましょうとかになると、「何を発信していいのかわからない」みたいな相談を受けるのですよね。そういった時ってどういうアドバイスをされますか?
蓬田:ほんとにすごく多くて、セミナーでも言うんですけど、スマホの普及率が94%になったんですよね。日本の国民の持ってない人のほうが少なくなってきて、イコールほぼ毎日Webに触れてるはずなんですよ。
なのに発信する側になると、敬遠されがちなので、立場を逆にして考えてみてくださいっていうのはよく言うかな。
crossy:お客さんにも考えてもらう。
蓬田:考えてもらいます!ちょっと提案しながらですかね。ちょっとずつ「あぁ〜なるほど〜」みたいになってくる人が多いんです。
事例を使うことも多いですね。特に栃木県内でWeb使って成功されてる会社さん。個人商店でも、こんなふうにしてやってるといいですよ〜っていうところ。
実感をイメージしてもらうために同じ町内のお店でも、こんだけやって成功してるよっていう話があれば。
crossy:じゃあ、私でもできるっていう例を提示するのですね。
今のマーケティング
crossy:昔はテレビやラジオ、新聞などメディアは限られてたと思うのですが、今はインターネットというメディアがあり年齢層などにもよって細分化されていると思うんですが、最近だとTwitterとかInstagramとかTikTokとかその辺ですかね?
インターネット以外のメディアも含めてマーケティングツールだとは思うんですけど、使い分けなどの提案はどのようにされてますか?
蓬田:小規模で、ローコストで始められるのがWebですよって言います。
蓬田:新聞の折込入れるって言っても、部数によるかも知れないけど割と高いんですよね。何万円かかります。何十万円もかかります。
でも、Webで広告やろうと思ったら出稿は、千円からでも出せます。
プラスWebマーケティングは、効果が見やすいってのが一番ですかね。顕著に全部数字でとれるっていうのがあるので。
折込ポスティングで計るの結構難しいんですけど、Webだったらわりと取りやすいかなっていう。
crossy:新商品ができました!これを売り出したいんです!みたいなときは、Webを使う場合、どういう感じで進むんですか?
蓬田:例えば新商品のバナーを作って、それがどれだけクリックされてるかってところから計測していって、カートまで飛んだ人が月間100人いたけど、売れたのは10個でした。
残りの90どこいっちゃったんでしょうねって話になるから、そっからカートの作りが悪いんじゃないとか、決済方法が少なすぎるんじゃないとか、分析していきますね。
入り口は、バナーみたいなのを設けてもらうといいかもしれないですね。
crossy:商品によっても、どのメディアを使うかとか、一概には言えないと思うんですけど、反応が良さそうなメディアとかってありますか?
蓬田:やっぱり利用してる人が多いっていうのもあってSNSかなぁっと思います。ものじゃなかったにしても、リフォーム住宅の資料請もそうだし、SNSは強いかな…
crossy:Twitter、Instagramとかあると思うんですけど、何がやりやすいとかありましたか?
蓬田:僕、個人的にInstagramが得意だから、Instagramをやってるっていうのはあります。まぁ、あとはTwitterかな。
あとはお客さんに聞いちゃったりもします。プライベートでは、Instagramやってて、写真上げるの得意って人は、じゃあInstagramにしたらいいですよ。っていう感じ。
結局継続してもらわなきゃいけないから、慣れているものがいいかなと思います。
crossy:Webって双方向のコミュニケーションができるじゃないですか?Webサイトだとお問い合わせフォームとか、SNSだとDMとか、こういったやり取りする場面でもSNSは有用だったりしますか?
蓬田︰そうですね、ユーザ側もお問い合わせフォームからお問い合わせするよりは、DMの方が気軽とか、コメントならしやすいっていうのがあるんで、ユーザーに近いって意味でも、SNSは有効かなと思いますね。
crossy: 若い人ってすでにプライベートとかで慣れてたりするとおもうのですけど、 社会人になってからインターネットに触れた方って、少しハードルがあるような感じがしてまして
蓬田︰そこは、ある意味ユーザーさんを育てるっていう意味でも、 コメントをマメにするとか、返すとかっていう動きを見せて、
「このアカウントって、DMしていいんだ。コメントしていいんだ!」
って思ってもらう。そういうのは結構重要だったりするかもしれないっすよね。ユーザーも多少はハードル下がるかなっていうのもあるんで 。
使い分けとしてはいいのかもしれないっすけどね、 お問い合わせフォームもあるし、 担当者と直接やりとりしたいんだったら、DMの方が近い感じするし、それもユーザー、 どこをターゲットにするかによって変わるかもしれない 。
自分の強みとファンマーケティング
crossy: 以前ご一緒した案件の中でSNSを使った最終目的の話をされてたと思うんですが、改めて伺ってもよろしいでしょうか
蓬田︰固定客、生涯顧客とも言うのかもしんないんですけど、これを買うならここ、何をするならここ、みたいなお客さんを多く獲得するっていうのが、今後は必要かなって思ってます。
最終的なファンマーケティングになるので、 ファンを獲得するために、どういう流れで発信していって、 何か施策を打って、ファンになってもらって、その先は固定客になってもらう。ここまでが1番重要かなって思ってます。
一般的に言われているマーケティングと、僕の中で思っているマーケティングの違いはそこかなとは思います。
crossy:昔だと、モノの価値だったんですけど、今って人と人の繋がりというか、繋がりの価値の方が大きかったりするので、 この人だから買うっていう、売り買いになってきたのかな。
そういう意味でも、SNSは、相性がいいっていうことですよね。
蓬田︰うちはそういう強みがないんだよねって言う会社さん・お店さんって絶対あって、でもつき詰めていったら、そこでしか買えない物、受けれないサービスがあったりとか、このオヤジさんだからここのラーメン食いに行くんだよねとかがあるみたいに、そこをどうやって出していくかが結構重要かなって思います。
crossy: 例えば、ラーメン屋のおやじさんじゃないんですけど、うちの強みってなんだろう?って、逆に聞かれたりしませんか?
蓬田︰ありますね。できるだけ僕は答えないようにはしてます。
僕が思ってる会社さんの強みと、会社さんの思う強みは、違ったりもするので、気付かせてあげるってのはあります。マーケティングの第1歩かもしれないです。
「あなたの強みなんですか。」って言われて、即答できる人は意外と少ないなって思ってて。なんかそこは、引き出してあげたりとか、
crossy:引き出せます?
蓬田︰時間がかかる時もあるけど、こうやって喋ってる中でも、「あれ、そういやうち、こうだよなぁ。」ってはじまる人もいたりするから、改まって喋る場とかが少ないから気付いてないだけで、意外と機会を作ると 「あぁそうだなぁ」みたいな人は結構います。
だから僕は、結構ヒアリングはものすごく重要視します。
ヒアリングなんだけど、後ろでカウンセリングしてるよみたいなのがあったりとか(笑)
crossy:蓬田さんカウンセラーですね(笑) ある程度方向性を定めるっていう意味ではメンターみたいな側面もありますかね?
蓬田︰あとはもう、その会社さんの中でも人が増えた、新しい商品開発したいってなってたら、今までこっちだったけど、こっちになってみたりとかがあると思うんで、そのタイミング、タイミングで、コンサルっていうか導きをしてあげていくのはあるかもしれないっすね。
「SNSができない」は言い訳
crossy:今まで、Instagram上手にやってるっていう企業ってありましたか?
蓬田︰あります。県内でも。
宇都宮市内に小さなパン屋さんがあるんですけど、Instagramの使い方上手なので、買い物がてらちょっと話したりしたことがあるんですけど、想いを持ってInstagramやってるって言ってた。
ストーリーで、何とかが売れ残っちゃってまーす。って言ってあげるとだいたい1時間ぐらいで全部なくなっちゃう。
ほぼ毎日完売してるし、最近社員さんが入ったけど、ついこの間までは、作って売ってっていうのを全部、店長1人でやってたみたいです。
たった1人でやってる人が居るんだから、得意・不得意はあるけど、やれないは言い訳だよね。っていうのは言ったりしますね。
crossy: たしかに、特に企業とか何人、人居るんだってことになりますね。
蓬田︰ただ、もちろんコツとかあるのでその辺りはご相談くださいって感じです。
官公庁や団体、企業様から、SNSに関するセミナーを依頼されることも多いです。
crossy:セミナーの時に心がけていることがあれば聞かせてください。
蓬田︰とにかくハードルを下げることですね。ただでさえ敬遠されがちなWebというツールなので「意外に簡単そうだな」「ちょっとやってみるかな」と思ってもらうことを一番大切にしています。
crossy:なるほど、まずはきっかけづくりからってことですね。
蓬田︰そう、どんな小さなきっかけでもいいからWebに可能性を感じてもらいたい。
何から始めたらいいかわからない、手順がわからない。なんでもいいので、悩んだら相談して欲しいです。
crossy︰今後ともマーケティング分野でのご協力、お願いします!
蓬田:こちらこそ、制作全般はよろしくお願いします!
crossy:はい!本日はありがとうございました!