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DTPからWebデザインへ ~山田 有宏さん~

クロストーク


どうも!どうも!crossyです。

CTOと名乗るほどにはまだまだ未熟な私。もっと知見を取り入れ成長せねばと思いWeb業界の先輩方にインタービューという形で、取材をさせていただきました!

今回突撃するのは『宇都宮メディア・アーツ専門学校 』で先生をされている『山田 有宏さん』。

ビジュアルデザイン学科担当。
グラフィックデザイナー歴25年。県内デザイン・広告制作会社に勤務。大手百貨店・飲食チェーン店などを担当。デザイナー、ディレクター職を歴任のほか、地域情報サイトの立ち上げ・運営にも携わる。

黒須:本日はよろしくお願いします!

山田:よろしくお願いします。

黒須:実は、以前同じ会社で勤務していた時期があるんですよね。

山田:そうですね。直接お話した事はなく、お互いは認識しておりましたがただ同じ空間にいた感じですが…。(笑)

黒須:そうなんですよね。回りに回って来たご縁ということで!

黒須:早速ですが、はじめに経歴をお聞きしたいと思うのですが、
デザインの道に進むキッカケはなんだったのですか?

山田: 結論からいうと高校の進路決めでデザイナーになることを決意しました。
学生時代は文章を書いたり読んだりするのが好きだったので作家になりたい時期もありました。
もしタイミングがずれてたらライターになっていた可能性もありました。

黒須: そうだったんですね。確かに以前の職場でメルマガ執筆されてたじゃないですか?それが妙に面白かった記憶があります。

山田: しかし、ライターにはならず幼い頃からデザインは好きで学生時代には受賞経験がいくつかあり、素直にデザインの道に進むと決めたんです。

黒須: ずっと好きだったデザインを仕事に。素敵ですね。

DTPとWEBデザイン

黒須: 長年デザインの世界でいろいろな変化をみてきたとおもうのですが、DTPからWEBデザインへの切り替わりはどうでしたか?

山田: デザイナーになったのは1992年。当時はDTPもなく、版下の時代でした。マッキントッシュが会社に1台導入されてからは見様見真似で自由に使っていたぐらいです。

それがDTPの最初かな。ロゴ制作やイラストを白黒の作業画面で操作して、後からプレビューで見る事しかできないので難しかったです。

数年後、別の会社に勤めた時に機材が揃っていたのでそこから本格的にデザインを始めました。
Macの導入から始まり、コンピュータが普及され、DTPからWEBデザインへの流れを一通り見てきましたね。

黒須: 制作環境の変化も時代とともに変わっていったのですね。

黒須: DTPとWEBデザインの違いとはなんでしょうか?
また、デザイン業種のキャリアの長い山田先生からみてデザインの考えや求められていることは変ってきていますか?

山田: 簡単にいうと紙とデータですね。伝達という面では一緒。
DTPの進化がWEBデザインだと思ってもらえればいいかなと。

集めた情報をより早くスピード感を重視するならやはりWEBには敵わないですね。
紙はデータチェックして印刷したりとタイムラグができてしまうので…。
紙は持続性があり、ストックとして重宝されます。役割が全く違うと思ってもらえれば良いかなと。

ただDTPもWEBにつられて速くなってきているのは事実です。
スピード印刷などで欲しい時にすぐ手に入る時代になってきました。

さらに大きな違いとして、紙は得られる情報量の全体量がわかりますよね。
例えば本の厚さでどのくらいの文字数が書いてあるとか。

WEBは終わりが見えないところが怖いところでもあります。
WEBで本を読んでもどれくらいの量が書かれているか即座には判断できませんから。  


黒須: Webだといかに早く情報を出せるかみたいなところが重要視されて来てますね。

黒須: 山田先生はなぜ学校の先生になられたんですか?

山田: 妻がフリーランスのデザイナーを始めると同時に、手伝いながら自身もフリーランスになりました。

しかし夫婦揃っていきなりフリーランスだと心許ないなと感じていた時、タイミングよく学校から声をかけていただいたんです。

元々この学校の卒業生で同窓会の会長を務めていました。
入学式や卒業式に呼ばれる機会があり、先生から今の子たちにどんなことを教えて行きたいか、若い世代の考えなどを聞いていたので自分の経験を教えてあげられるのではないかと思い、先生になることを決めました。 

デザイナーとして学校の先生へ

黒須: 宇都宮メディア・アーツ専門学校はどんな学校ですか?

山田: 自分の進路に合わせた幅広いカリキュラムを専攻できる学校です。

 『5つの特徴』
 *就職サポート
 *高い資格合格率(少人数制ならではのサポート体勢)
 *活躍する卒業生(各業界の最前線で活躍中!)
 *スペシャリストに学ぶ(各業界のプロが直接指導)
 *年間約100件のコラボレーション(産学連携で現場がわかる!)

黒須: 現在は何を教えていらっしゃるのですか?

山田: 私は主に担任業ですね。基本はグラフィックデザインコースのプランニングという授業をしています。これは企画からデザインを考えていきましょうというものです。

これは学生がデザインした架空ブランドです。

起業するにはどんなブラントがいいか。自分なりにブランディングしてその販売促進ツールをつくるというものです。

例えば、レイングッズ。
レイングッズにはあまりお金をかけない方が多いと思いますが、もう少し注目して欲しいという思いから学生がデザインを考えます。

他にも若い世代の人に知られていない神社などを擬人化しておみくじやお守りなどで注目を集めるなど、学生の発想やデザインで販路を広げることも可能になりますよ。

黒須: すごい。クオリティー高いですね。

山田: そうなんです。今の学生はプロに近い技術を持っていますね。
   実際に世の中に出すことを前提にした課題なので、細かいところまで詰めています。
さらに世の中も昔に比べてレベルも上がっているので、認めてもらうためにはクオリティーが高いものをつくる必要があります。

体裁を整えることで考え方や中身を教育し、一般消費者のニーズに合わせたデザインをつくることを目標にしています。

ターゲットを決めるところから始まり、マーケティングなども授業することで土台作りを行います。
  

デザインは使われてなんぼ。

黒須: 山田先生にとってデザイナーとはなんでしょうか。

山田:「効果が出せる人」に魅力を感じます。

黒須: 効果が出せる人! 具体的にはどういったことでしょう?

山田:正直、デザイナーって少し胡散臭いですよね(笑)

デザインの先端だから良いとか面白いデザインだから凄いということはないです。
デザインとして人の心を動かし機能しているものが美しいと思いますね。
  
例えば、最新の車よりも田んぼの中で機能している耕運機の方が同じ機能を持つものとして美しいと感じます。  

黒須: 胡麻臭い、、って、、 全国のデザイナーから怒られますよ?(笑)

でも、デザインの役割って見た目を整えるという側面もありますが、辞書をひくと語源は設計する。というところだったりしますね。


黒須: デザインを始める時に意識していることはなにかありますか?

山田: 私の場合は材料集めから始めます。写真や文章など必要なものを揃え、完成形を想定してから行動しています。それが正しいとは限らないのですが、手を動かしながら考えていくタイプです。

黒須: デザインの道を志す若者にアドバイスをお願いします。

山田:あまり大人のいうことを聞かずに好きなようにやってほしいです。
しかし、関わっている媒体がどのように働いているのか基本を知ることが大切。

デザインはマーケットがあって、ロジックとセオリーがあって効果を生み出す世界です。
そこを無視してしまうと何をやってもダメになってしまいます。
ある程度、その知識が身につくまでは基本を真面目に勉強してください。WEBについては日進月歩なので常に最先端を学びつつそこに面白みを感じれるかですね。
突っ走るのもいいけど、基本が何より大事になってきます。

デザインの技術やかっこいい、可愛いと思うものをつくりたいという気持ちは大切ですが市場やどこで機能するのかを見る事が重要だと教えています。

お金の動きや自分のデザインがどんな世界で機能していくのか。
これからつくるものがどこで活きるのか。想定じゃなくて調べることが大事です。

黒須: 結局、誰かが使うものですもんね。

山田: そうなんです。想定するのが難しいという場合は、両親や友達にどう使って欲しいかを考えさせるようにしています。

プランニングやマーケティングは分かりにくいと、学生の気持ちは離れていってしまうので分かりやすく、しっかり根拠のある授業になるように心がけています。

体験や技術だけでなく、考えも経験になります。
私自身もまだまだ勉強をしています。

黒須:なるほど…。私自身も5億回くらいデザインに挑戦しているのですがすぐに挫折してしまうのですが、そこから挫けず 1歩踏み出すにどうしたらいいですか?

山田: 自分のデザインで社会の役に立つことを実感することです。
自分がつくるもの、発信するもので誰かが助かることもあります。

自分1人でやって一喜一憂する世界ではなく、相手がいる世界なので。
どんな方法でもいいから存在価値を認めてもらう。そんな経験を積んで欲しいです。
 
黒須 : なるほど、、確信的なお話が聞けました。
時代の移り変わりや、世代のニーズに合わせてデザインも大きく変化していたんですね。デザイナーを志す方、応援しています!

黒須 : 山田先生、本日はありがとうございました!

次のクロストークのゲストは誰でしょう??
次回もお楽しみに!